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2007.08.18 犬バカ主婦と久々の『法話会』
毎月17日はお寺の仏教婦人会の法話会の日と決まっている。
この会の役員を2年間やったが、この5月を持って無罪放免任期満了となった。
役員在任中は、この毎月の法話会には一日も欠かさず出席した。
我ながらあっぱれである。
しかし、その直後の6月7月と立て続けに欠席し、、、
(さっそくオサボリしたのではなく講習と重なったためだが)
ちょっと気が引けたので、今月はなんとか顔を出してみた。

お寺には当然のように冷房はなく、扇風機が4~5台。
『焼け石に水』のように熱気を掻き回しているだけだった。
「あ、、、あついっ!!」
と心の中で何十回と唱えながら法話会は2時間ほどで終了。
とにかく暑すぎて、頭がもうろうとしている。
その後が恒例の茶話会である。
サワサワと取り留めのない話のさ中、住職がおもむろに、
「○○さん(=私のこと)のとこのイヌさんは幸せですよね。
わたしが今度生まれてくるときは○○さんとこのイヌになりたいですよ。」
などとのたまった。
まぁ!うれしい!!
すると、
「あら!イヌは何?」
とあるおばあちゃま。
「柴です。」
とお答えすると、
「ま!柴はかわいいものね~!」
「そうそう、柴犬はほんっとかわいいんよね!」
あちこちから柴礼賛の声があがって、一気に話は我が家のワンコ話で盛り上がった。
こうなると暑さもどこかに忘れてしまう。
「んまぁ!4頭も!」
「お散歩が大変でしょう~」
「いや~、おかげで私も健康になっていいんですよ」
なんだかすっかり話の中心になって、調子に乗りまくりである。
その後も、老犬介護の話やいろいろな愛犬のエピソードが続き、
みなさん、ワンコ好きな方ばかりだというのがわかってすごくうれしかった。
やっぱり、お寺のことに熱心な方は愛情深い方ばかりなのね。

30分ほどでこの茶話会も終わりを告げ、帰るときは、、、
何だ、もう4時30分を回っている!
ワンコのお庭に水を撒いてやらなくちゃっ!
急いで帰り支度をしつつ、『今日の茶話会は楽しかった』
などと考えながらお寺を飛び出す頃には、
法話会の内容などほとんど頭から飛んでしまっている
犬バカ主婦なのであった、、ああぁぁぁ~。

(住職、ごめんなさい。)

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2007.05.25 犬バカ主婦と『スーダラ節』
しつこいようだが、お寺の事務的な役を終えて、
未だボォ~~ッとなっている。
(いつもボーなのをかこつけているだけかもしれないが)
しかし何にでも頭はつっこんでみるものだ。
世の中はどこにでもなんにでも勉強のネタは転がっている。
最後の方の御法話では、この3月に亡くなった植木等氏の話だった。
彼の生家は浄土真宗大谷派(東本願寺系)のお寺で、父上は戦前、
人権運動を展開し、投獄も経験された筋金入りの熱血僧侶である。
そんなお寺の息子が芸能畑に入り、次に歌う予定の歌を父に見せた。
彼自身、芸風とは似ても似つかぬ生真面目なお人柄だったようで、
ふざけた内容のこの歌を歌うのには相当ためらいがあったようである。
しかし、くだんの父上は、
「この歌には深い真実がある」
と言われたそうな。
これが大ヒットとなった『スーダラ節』。
父上が言われた「深い真実」とは、最後のフレーズの
「わかっちゃいるけどやめられない」
というところだったそうだ。
わかっちゃいるけど止められないのが、我々煩悩凡夫の姿そのもの。
だからこそまた、多くの共感を持たれて空前の大ヒットとなったのだろう。
「『スーダラ』とは『修陀羅』のことなのですよ。」
とうちの御隠家は言われていたが、作詞は故青島幸男氏。
ネット上でも検索してみたが、そこのところは未確認である。

さて、ここは犬バカ主婦の日記であるのでそれらしく、
ドカンと替え歌いってみましょう!!(またかよぉ~~)

(元歌)
♪ちょいと 一杯のつもりで飲んで
 いつのまにやら ハシゴ酒
 気がつきゃホームのベンチでゴロ寝
 これじゃ体にいいわきゃないよ
 ア わかっちゃいるけど止められない


♪ちょいと いっぴきのつもりで飼って
 いつのまにやら ヨメが来て
 気がつきゃ廊下で4ひきゴロ寝
 これじゃ 犬バカになるっきゃないよ
 ア わかっちゃいるけど止められない


最後、「わかっちゃいるけどやめられない」
というよりも、
「わかっちゃいるからやめられない」
とすべきか。


それにしても『4わんこ廊下にゴロ寝の図』は、
極楽浄土に踏み込んだようだ。

ワンコは本当に、、、かわいい。



2007.05.08 犬バカ主婦の「オバサンの花道」
自慢ではないが、最近とぼけたことが多い。
多すぎる。
ちょっと前のことではパソコンのプリンター。
いや、パソコンからプリントはちゃんとできるのよ。
ある日お掃除してたら、カパッと上のカバーが
開くことを知った。
「なん?コピー機みたいやん」

、、、。

コピー機であった。

知らないで、ずっと丸1年ほどコンビ二でコピーしてた、、。

こ、これくらいはよくあることよね(えっ、ないっ??)。

近いところでは、携帯を久々に機種変した。
しかも、えっへん、FOMAである。
なぁ~に、家で使おうとしたら電波が届かない地域だった、、
な~んてヘマはしませんよ。

で、まきばで早速ワンコを撮った。
『カシャ!!』
鋭い音でキレもいいんだけど、、、
なんでか、画面がぼやけてない??
老眼のせいなのか、、、とよぉぉ~~っく目を凝らすけど、
ボヤ~~~としてる。
試しに保存画像を確認してみても、温泉の湯気の向こうを
撮ってるみたいやん!
これ、じぇったい欠陥FOMAだ!

数日後、携帯で電話をしてて、ふとした拍子に手に違和感が。
「なにっ?」
と見てみると、、、
カメラのレンズ側に保護フィルム貼ったまんまだった、、、。

こ、こういうこともよくあるよね(はぁっ、やっぱりない??)。

そして連休中のある日。
パソコンをちょっと見て、さてお出かけ~と思ったら、
いつものバックがない!!
マイパソコンの脇か自分たちの居間かに大抵は置いている。
いや、ちょっと急ぐときは階段の上がり口に置いたりもするわ。
そうだっ!ワンコのお散歩の間に玄関をうっかり開けてて、
空き巣が階段からちょくっと私のバッグをくすねていったのかも。
いや~、そうなると困った。
あの中にはサイフはもちろん、カードのいっさいがっさい、
運転免許証、車のキー、実印、銀行印、、
とにかく大切なものが何もかも入っているのに。

それに、、、
おっきな皮の、柴犬の顔の飾りだってついてるのよ!

どうしよぉぉぉ~~~~、、、、、、

とウロウロ家の中を、お腹空かしたワンコみたいに嗅ぎまわっていたら、
おとんが、
「へっへっへぇ~~」
と笑いながら、問題の私のバッグをかざしながら持ってきた。
「ああっ!ど、、、どこにあったん??」
と聞くと、、、

それまで座っていた私のマイパソコンの椅子の背に
ちょこんとあったんだそうである。
だ、だって、、、椅子も黒いしバッグも黒いから、、、。

嗚呼~、オバサンの花道はまだまだ続く。




2007.04.21 犬バカ主婦の体力づくり
最近めっきりと体力が落ちている&でぶでぶ~なことが気になる私。
ある日、新聞にM市の文化サークルのチラシが入っていて、
「ダイエットエアロビクス講座」、、、??
こ、これだっと、飛びついた。

夜のコースなので、ワンコの散歩もサクサクッとこなし、
夕ゴハンをちゃっちゃと作って張り切って出かけたのはいいが、、、
20名近い人数の参加者はほとんど20~30代、、若い、、、!
ウェストのキュウッと締まった若鮎のような肢体のインストラクターが、
早速ノリノリのステップで、キャッホキャッホ~~♪と右に左に飛び回る。

この年でエアロビでもやろうっていう位だから、
あたしゃそりゃあ踊りは好きよ。
でも一番好きなのは盆踊りよ。
へ~へ~へ~。
しかし、、こりゃあ、ついていけん、、、!
ステップも右・左の足がしばしば狂う、、、
しかもだんだん動きが激しくなってきて、
途中でなんだか意識が、、、もうろうと、、、
い、いかんいかん~。
汗が滝のように流れるのを拭き拭き、
気を取り直せ~!

しかし、極めつけは足と同時にハキッと手を上げる動きだ。
右手をヤッ!とあげると、
『ぎゃっ!!』
ご、五十肩がギコッとうずくではないか~~、、
つ、つらい、、、。

と、こんなことを繰り返しつつ、はや3カ月経過した。
五十肩もこの荒療治のせいなのか軽快した。
なんとかもっている。
週に1回汗をたっぷりかくのは気持ちいいものだ。
先週、教室が終わると若鮎インストラクターがニコニコして、
「お上手になられましたね」
と言ってきた。
「あらっ」
とうれしかったが、総鏡で生徒の動きが一目瞭然の中で、
一人だけ動きが異様に狂っているオバサンを、ハラハラして
心配していたに違いない。

そしてさらにこの若鮎はこう言った。
「ダイエット講座ですから3カ月後にはお腹を割りましょう!」

、、、??!!

お、お腹を割るとは、、、
星飛雄馬のお腹のようになるってこと?

超無理、、だ~。

目標は週1でスッキリ汗を流して、
ワンコのお散歩につきあってもヘーコラ言わないような
体力を今後もずっと維持していくことだ。
それとお教室の統一感を乱さないようにすること。

犬バカ主婦はあくまでも謙虚なのである。




2007.03.06 犬バカ主婦の「嗚呼花粉症」
今年の花粉症は本格的である。
暖かくなるのが早かったので始まりも当然早かった。
何の自慢にもならないが、私の花粉症は「花粉症」と言う名称が
まだ世に広まる前から始まった。
なおなおが生まれてからすぐのことなのでもうかれこれ23~4年はなる。
しかも当時から職場では私の他にもヒドい症状の先輩が居た。
その先輩は専ら目のかゆみで、「目玉を取り出してジャブジャブ洗いたい!!」と
おっしゃっていた。
私はハックション専門で、ひとたびくしゃみを催すと「ハ、、、ハ、、、ハ、、、」と、
必ず予告がある。
これが始まると周囲の者はおっと身構え、たびたび業務を中断させたものだ。
私のくしゃみは年を追うごとにバージョンアップしていき、
最盛期(?)には全長50mはあるフロアーの左端で私がクシャミすると、
真反対の右端にあった部長室から、部長が、
「今のは一体何だ?!」と飛び出してきたりした。
「ハクション大魔王」という、まさにそのもののあだ名も頂戴した。
今でこそ、最盛期ほどの馬力はないが結構バカでかいくしゃみが出る。
運転中でもお構いなしだから、「ハ、、、ハ、、、」の後は一瞬、
ハンドルがぶれることがありちょっと危ない。

もちろんワンコを遊ばせるまきばでも容赦なく爆弾クシャミは炸裂するが、
ワンコたちは意外にまったく平気にしているのがとっても不思議。
リビングでもさっちゃんが桶ベッドに丸まって寝ているところへ、
先ほどから「へックショイ!!」を連発しているのだが、
さっちゃんときたら微動だにせず眠り入っている。
このように耳敏いお犬は、むやみやたらと大きな音に反応するのではなく、
ちゃんと即座に聞き分けているようだ。
なかなかヤルものである。
というわけで、ワンコの前でも遠慮なく大音響のクシャミを連発させてもらっている。

昨年から家族の中でも、おとん、なおなおと2人がめでたく花粉症仲間となった。
ネットを拝見しているとワンコ友達の方もたくさん花粉症のお仲間のようで、
まったくもって心強いばかりである。

帽子をま深にかぶりマスクをしながらワンコのお散歩に繰り出している
全国の花粉症の方々にエールを送りつつ、今日もその姿でワタクシもがんばろっと。



2007.02.21 犬バカ主婦の何でもドッグラン
その1
お散歩の途中、もう使われていないJRの元宿舎を横切る。
2F建の長屋で結構な敷地の広さがあり、、、
周囲は1.5m位の高さのフェンスで囲われている。
敷地の中にはちょっとした広場もあって、ベンチまで備わっている。
昔はここで子供たちを遊ばせてなごやかな光景が見受けられたことだろうな。
今は市の管理になっていて、管理もよく行き届いており広場はいつでも遊べる状態である。
、、、もったいない。

高いフェンス。
適度な広さの広場。
ベンチ。
ドッグランにしたらピッタリなのに。

その2
車で川土手を行くと、高校の統廃合で空き家になった高校へ中学校が移転し(ややこしいが)、
元中学校が空き家になっている。
現在有効利用が待たれているが適当な使用目的が見つかっておらず、
今のところガラーーンと空き家のまま。
ここにあるテニスコート。
使ってない期間も長いのだが、硬く均してある地面は雑草もほとんど生えていないではないか。

高いフェンス。
ある程度の広さ。
均された地面。
ドッグランにしたらピッタリなのに。

その3
なんとなく見ているテレビ番組。
おお、京都の龍安寺だ。
枯山水ね~。
いいな。
、、、。

堅牢な塀。
障害物とてない広さ。
ちょっとある岩は格好のアクセント。
ドッグランにしたらピッタリなのに。


2007.02.07 犬バカ主婦とロハスな我が家
ワンコの生息場所である我が家の廊下。
一番奥のおさよのいる場所の突き当たりには、
昨秋に謎のキノコが生えていた。
家の外側ではなく内側~!
おもしろいので観察しようとそのままにしていたら、
いつのまにかおじいちゃんがえぐりとっていた。残念。
うちは戦前に建てられ、建材はそのほとんどを町内の山から賄われている。
今では垂涎のマトであろう国産松もふんだんに使ってあるのであ~る。
おさよの居る奥も赤松材だったらマツタケが生えたのだろうか?
、、というのは生育状況が異なるからムリか~~、、、。
ワンコが寝転ぶ廊下は同じく町内産の桜材である。
縮んでいるので、ほうきで掃いていると隙間からどんどんゴミが
落ちていくので楽チンである。
(掃除機はりきが興奮して邪魔するので時間がかかるため、
あまりここでは使わない。)
夏は下からふわ~っと涼風があがってきて天然の扇風機となる。
どの部屋も、どうピッチシ戸を閉めてもどこからか空気が入り込んできて、
換気する必要がほとんどない。
四季を肌で感じることが出来る正統派(?)日本の家屋なのよ、、。
家屋が天然なので、住んでいるヒトもワンコもだんだん天然に
なっているような気がする今日この頃。

「ロハス」という言葉の正しい意味をつい最近知った。
恥ずかしながら「ロハス」ってのは今までてっきりラテン系の歌手の名前だと思っていた。
LOHAS= Lifestyles of Health and Sustainability の頭文字をとった略語で、
健康と環境、持続可能な社会生活を心がける生活スタイルとか。

うちみたいなのを言うんかね?と思ったが、、、
ちょっと違うかな~?

暖冬のさ中だった2週間ほど前に実家の兄が訪ねてきたとき、
「今日は暑いから暖房はよかろう」と何もしてなかったら、
「おいっ寒いぞ~」と小声で言われてしまった。
すでに体感温度が随分と違っているらしい。
ワンコを見習えよ!
しかしながら兄は頭部が寒いのでちょっとハンディはあるのよね。
今度冬に来るときは少なくとも毛糸の帽子をかぶってきてよ。

今日もあったか。
廊下にはヌタヌタとお気楽な赤い毛の塊が転がっている。
今年はあったかい冬なのでワンコたちは過ごしやすそうではありますが。



2007.01.13 犬バカ主婦の年頭所感
今年に入ってどうもいけない。
年明け早々、娘がかかっていた風邪にいとも簡単にやられた。
頭痛で頭が重く微熱あり。喉の痛み少々。
でも他にこれといった症状はないので、まあ性質が良いほうではあった。
これは2日ほどで回復し「やれやれ~」と思っていたら、
お歳暮の解体セールに意気揚々と繰り出したあくる日、
今度は喉が突然おかしくなった。で、咳・痰・のどに龍角散状態である。
おそらく町で別の風邪の菌をもらってきたのに違いない。
やれやれ~今年は初っ端から風邪三昧、、、。
最近まきばばかりで、道散歩をおさぼり気味なのが、
体の抵抗力を無くしている原因のひとつだと思う。いけない。

声がかすれてハスキーボイスになったので、なんとなく
森進一の『港町ブルース』を唸ってお皿洗いをしてたら、メールが届いた。
開いてみて愕然とした。
高校の同級生で私の元の職場の同僚の男性が出張先で亡くなったという。
朝起きて来ないので見に行ったらすでに死後硬直が始まっていたそうな。
口の悪い男だった。母一人子一人で独身。
ものすごい偏食で一見痩せていたが、実は「隠れ肥満」だったのを知っている。
仲がいい方ではなかったがやはり悲しくなった。
どうか安らかにと願うのみである。
それに残されたご高齢のお母様がお気の毒でならない。
それにしても出張先でのそういう話はちょいちょい聞くが、
もっと年上の世界での話だと思っていた。
これはショックである。
年齢的にも、もはやその範疇に入ってきたのだなぁとしみじみ思う。
私には職場という場はもうないのだが、家庭という場での仕事はたっぷりとある。
おじいちゃんだって、今はまだ元気でイノピピ罠をまた今年も仕掛けて、
毎日偵察のお仕事に余念がないが、なにしろもう80才だ。
いつ突如としてどんなことが起こるかわからない年齢だし、寝込んだりすることがあれば大変。
私がもし急に突然先にどうかなっちゃったら家の中が非常にまずいことになる。

それに、、、それに第一、可愛い可愛いワンたちはどうなる?
私がいなくて4ワンコをこのまま飼い続けるのは極めてむづかしい!
同級生の死を聞いて己が身に置き換えたとき、まず最初に頭をよぎったのは、
正直ワンコたちのことである。

風邪なんて引いている場合ではない。
もっと体を鍛えて、せめてこのコたちが天寿をまっとうするまでは、
決して死ねない。
(家族のことはそれはそれで別の話)
これが犬バカ主婦のちょっと遅めの年頭所感となった。





2006.12.01 犬バカ主婦の「弁慶の泣きどころ」
ひと月ほど前の夕方、ちょっといつもとは違う道をりきぽんと散歩していると、
◯コープ生協の車が停まっていて、陰からチラシを手にしたお兄ちゃんが出てきた。
攻撃的な(=小心者の)コンビのりきぽん、「ワフッ」と一言発したものの、
ゆるくシッポを振ってお兄ちゃんを待ち構えている。
子犬のような眼をしたやさしそうなお兄ちゃんは、
ごく自然にワンコたちを引き寄せて、おもむろにおずおずと言った。
「今この近所を回らせてもらってます。
生協はお取りではないですか」
しんからワンコ好きの人をワンコは知っているものだ。
取りつくろって好きぶる人はワンコももちろん見破るが私だって簡単にわかる。
なおもワンコに注がれるマナザシがあたたかい。
『このお兄ちゃんは心から犬好きバイ!』
そうわかった瞬間どっと親しみがわき、そのチラシを受け取って、、、

「あの~、生協って重たいものやかさばるものも運んでくれるし、
安いし、新しいし、こんな田舎にはありがたいよね~」

と、山のように届いた品物を前に必死に言い訳する私、、、エヘエヘ。

うちのような田舎は、日中セールスがたくさん見える。
犬好きのセールスマンには事のほか甘い私は、
ふとんを打ち直したり、置き薬を置いたりと、
実は過去に色々と財布のヒモをゆるめた実績が、、、。
敵もよくしたもので、ベテラン風の営業マンなどは、
さりげなくうちのワンコに話題を振ってくるものだ。
そして不思議なことに、番犬魂旺盛のぽんぽんでさえ、
犬好きの人にはすぐに吠えるのを止めてしまう。
さらにその営業マンの風貌がなんとなくワンコ的で
あったりするならば、もう完全にだめだ。

この私の「性癖」が世間に漏洩したら非常にまずいが、、、。
などと思いつつ、そうでないセールスにはピシャリおことわりするのも
田舎の専業主婦らしくなかなか板についてきたと思われる今日この頃。
うちのワンコが張り切って吠え立てるようなヤカラにはなおさら、
その援護射撃で勇気リンリン、おことわりに拍車がかかるのである。

吠えられた方、ごめんなさいね~
今度はワンコ好きになって出直してちょ。




2006.11.12 犬バカ主婦の「耳がダンボ」
いよいよ寒蘭の季節たけなわである。
毎日のようにおじいちゃん自身が寒蘭のことで出かけるか、
あるいは、おじいちゃんの寒蘭を見にお客さんが見える。
昨日もひとりおいでになった。
いよいよシーズンなので、咲きかかった鉢は家の中にもたくさん抱え込まれている。
展覧会に出して一旦戻ってきた出来のよいのや貴重なのは、
応接間の座卓に置かれている。
家に居る嫁の立場上、一応お茶をお出ししてから廊下に出て
ワンコたちの様子を見ていると、、、

おじいちゃんは元気がいいが、少々耳が遠いので話す声が大きい。
「、、んでですな、息子もこの部署からあの部署と異動したばってん、
大体が○○畑が長いので今の部署は慣れてますきな、、、」
あら、蘭の話からそれて得意の身内話になってる。
それにしても正しい知識である。
「ほいで嫁がアナタ、仕事もバリバリしよりましたとに、
家内の病気で思い切って辞めてくれたとですたい、、、」
おんや、私の話になった。
いや、「バリバリ」って、、、
「ヨレヨレ」だったでしょうに、、、

お話好きのおじいちゃんはますます舌が活発に動く。
「犬が4匹おりましょうが。これをまた嫁がかわいがるかわいがる。
自分の子供よりもかわいがりますきなぁ~
にゃに~!!
まったくおじいちゃんたら、初めての人に何てことをっ!
、、、と思ったが、まぁ~「子供よりも」とはいかないにしろ
「子供と同じくらいには」かわいがってるかな?かな?
「、、、一番入り口におるとがよぉ~番犬するとですが、これが。」
おお、ぽんぽんのことね。さすがはお気に入り。

かくして寒蘭とはまったく関係ない話を滔々とラジオのように一方的に話す
おじいちゃんであった。
お客さん辛抱強く聞いてくれて、、いい人でよかったね~、おじいちゃん。