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2005.09.03 夫婦のかたち
おばあちゃんの命日が近づいてきました。この9月9日で丸一年です。
旧制女学校を出てすぐに農家に嫁ぎ、働きながら大人になったような人でしたから、その働き者ぶりはまさに「筋金入り」のものがありました。昔の家父長の雰囲気を残すおじいちゃんの下で、辛抱強く従順な義母は、日本犬のような気質の人でした。
それを補強するのではありませんが、おじいちゃんのあまり身勝手な行動が過ぎると、その噛み付きっぷりはすさまじいものがありました。
このふたりの寝室の真上に娘達の寝室があり、「夜中におばあちゃんがおじいちゃんに、『そんなこというんならアンタ出ていきなさい!』ちいいよったばい!」と、娘が目を丸くして教えてくれたことがありました。そんな母ですが、私は一度も歯を剥かれたことはありません。女性には珍しく話のわかる頭の柔軟な人でした。
強い義父と強い義母の夫婦は、さながらフランス王朝最盛期のルイ14世と大英帝国の中興の祖、エリザベス1世が結婚しているようなもので、一歩間違えればそら恐ろしいことになっていたのかもしれませんが、多少ケンカはしながらも仲の良かったこのふたりは、最強屈指・敵知らずの夫婦だったと思います。

りきとさくらは、私達が勝手に「夫婦犬」とか、「恋女房」とかいいようにいっていますが、本人達からすれば、ぽんぽんを含めたそれぞれが「群れ」の一員ということなのでしょう。人間が関与しなければ、自然と一番性質の強いものが群れのリーダーとなるのでしょうが、私達はあくまでもりきを先住犬として扱い、リーダーとして期待しています。
・・・っがっ!!やはりさくらは強い!
日頃、りきとさくらのやりとりを抜け目なく観察しているぽんぽんは、ふたりの間では、りきが押され気味であることを理解していて、散歩に出るときも、必ずといっていいほどりきだけにガウガウをしかけます。これがただじゃれあっているというレベルを越えていて、ほっておくと流血騒ぎになりそうな勢いなので、油断ならないのですが・・。
でも、この間さくらがプチ脱走したときに「おやっ?」と思ったことがありました。それは、逃げたさくらがすぐに見つかって裏門からお庭へ戻すときに、りきの横をすり抜けていかなければならないのですが、横を通ろうとするさくらをりきがワッと上から押さえつけて、「ヴゥ~~!!」と歯を剥いてさくらを怒ったのです。さくらは歯を剥き返すこともなくじっとしていました。
オッ、りきやるじゃない!と思いました。
こういう小さな出来事があると、普段は「だめオヤジ」丸出しのりきが、俄かに偉く見えてきます。一見尻に敷かれていても、ふたりの間はふたりだけの絶妙な関係がありそうです。
日常はオンナのほうがちょっぴり強いほうが、人もワンコモお互いにうまくいくのかもしれませんね。
しかしいつものりきは、やっぱりさくらに相手にしてもらえないと鼻ヒュンヒュン・・・・大きな図体してて鳴らしなさんな!
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