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2007.01.27 雪の夜
夜おそく門の傍(そば)にて吾を待つ犬ペルの背に雪積みており

こころに沁みる歌です。
もちろんワタクシの作ったものではありません。
姉がメールで「こんなのがあったよ」と教えてくれました。
犬ペルは雪降る中をぼぉ~っと突っ立っていたわけではありません。
さっきまでは小屋の中で丸くなっていたんですね。
ご主人様は今日も残業で帰りが遅いのでしょうか。
まどろみながらもペルは大好きなご主人様の帰りを待ちわびています。
すると、、、あの角のタバコ屋さんを曲がって近づいてくる聞き慣れた足音。
それにいち早く気づいたペルは、うれしくなって寒いのも構わずに小屋から出てきました。
折りしも降りしきる雪がペルの背中にたちまち白く降り積もります。
でもペルはそんなことは構わずに、近づいてくる足音の主を待っています。
ペルはもう初老に差し掛かった「すいもあまいもわきまえた」犬。
年若い犬のように大騒ぎすることもなく静かに静かに、
けれど喜びに満たされながらつつましくたたずんでいます。
このペルの姿を自宅の門で見つけた作者は、
残業の疲れも真冬の寒さも瞬く間に忘れ去ったことでしょう。

と、以上はあくまでもワタクシの空想でありますが、、、
昭和30年代の、冬が冬らしく、犬の外飼いがごく当たり前だった頃。
時代を支えた勤勉な小市民の暮らしぶりも感じさせる佳品。

何度読んでも泣けてきます。

今はおうちの中にいるワンコが多くなりましたが、
ご主人様を待つ気持ちは今も昔も変わらないのでしょう。


※自作絶不調のため、しばらくはワタクシの好きな
 ワンコに関する秀歌をご紹介したいと思います。
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